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ホエール・ミュージック

2,200円

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●書誌情報 ホエール・ミュージック 駄目な僕の未完の大作 ポール・クォリントン ISBN:9784907583521 判型:B6変型(ポケミスサイズ) 製本:並製 頁数:312ページ 発売日:2015/06/05 重版: ●内容紹介 あの『グリンプス』をしのぐ面白さ! 幻のロック小説がついに邦訳刊! BRIAN WILSON PRESENTS SMILEツアーのパンフには、SMILEにインスパイアされた文学作品が3作紹介されていた。 ルイス・シャトナーの『グリンプス』(創元SF文庫、ちくま文庫)とサルマン・ラシュディの『THE GROUND BENEATH HER FEET』、そして本書、ポール・クォリントンの『ホエール・ミュージック』だ。 主人公はデズモンド・ハウルという天才的なミュージシャン。 しかし周囲からのプレッシャーとドラッグのせいで精神に変調をきたし、今では世捨て人同然の暮らしを送りながら、未完の大作《ホエール・ミュージック》の作業を、えんえんと続けている。 そんなある日、彼の家にクレアという少女があらわれる。天真爛漫だがどこか悲しげな彼女と接していくうちに、ずっと閉ざされていたハウルの世界は次第に開けはじめ、かつての仲間たちの協力を得て、《ホエール・ミュージック》も完成に近づいてくる。ところが恩人のクレアが行方知れずになり、ついにデズモンドは勇を鼓して、外の世界に踏み出すのだった......。 いうまでもなく「デズモンド」はブライアン・ウィルソンがモデルだが、ほかにも偽ロック史のエピソードがふんだんに盛りこまれている。例えばビートルズが「エド・サリヴァン・ショウ」に出演したとき、デズモンド率いるハウル・ブラザース(ビーチ・ボーイズ)はなんとエルヴィスの家にいて、ピンボールで遊びながら横目で見ていた、とか...。また、主人公はドラッグのせいで、ついさっきのことを忘れてしまうという設定なので、一人称の文章が時間的に痙攣し、カート・ヴォネガット的な効果を上げている。「ブライアン」が女の子を捜してひさびさに外に出てからの、スラップスティック的な描写も楽しい。 著者のポール・クォリントンは、スティーヴン・リーコック賞の受賞経験があるカナダの作家兼ミュージシャン。本書は「ペントハウス」誌で「史上最高のロックンロール小説」と絶賛された。1994年にカナダで映画化もされ、高評価を得ている。 翻訳:奥田祐士(おくだ・ゆうじ) 1958年、広島生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。 雑誌編集をへて翻訳業。主な訳書に『レコーディング・スタジオの伝説』『トッド・ラングレンのスタジオ黄金狂時代』 『バート・バカラック自伝』『スティーリー・ダン Aja作曲術と作詞法』などがある。 解説:竹内修(wilsonic) 装画:本秀康 デザイン:サリー久保田 ●著者紹介 PAUL QUARRINGTON / ポール・クォリントン カナダの小説家、劇作家、脚本家、映画作家、ミュージシャン、教育家。 スティーヴン・リーコック・ユーモア賞受賞(カナダのマーク・トゥエインと言われ,カナダで毎年出版される最も優れたユーモアのある作品に与えられる)。 ジョー・ホール&ザ・コンティネンタル・ドリフトというバンドでベースを弾いたり、当時、カナダで人気を博していたキャシー・スチュアートというシンガーのバックを務めたりしていた時期に、小説を書きはじめた。

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